HOME > レッスンブログ > ダンサーとプロは違う

レッスンブログ

< ダントツで勝ちまくるスタジオになる  |  一覧へ戻る  |  ダンスに影響する2つの動き >

ダンサーとプロは違う

常々言っていることがあります。

ダンサーとプロは違う


少し違う表現をすると、


ダンスとパフォーマンスは違う

です。


ダンサーとプロは見たらすぐにわかります。

「え、けどあのテレビの人めちゃ踊ってるけど」


その人はプロでありパフォーマーです。


ダンサーはパフォーマーではありません。


プロの定義は、お金をもらうかどうかです。

お金をもらうということは、

お金を払ってくれる人のなにかしらを満足させることです。


ということは、

プロはお金をもらう時、

払ってくれる人を満足させるために

払ってくれる人の満足することをしないといけません。



そしたらどういうことが起こるか。

ダンスをしていて、お金を払ってくれる人が

「それはいやだから変えて」

というと、変えないとお金をもらえないということです。

だって、プロですから。


ダンサーはそんなことありません。

とにかく自分の信じるダンスを追求する。

言わば芸術家です。


芸術品は今は評価されなくて、今のニーズがなくても、

のちに芸術品として価値が出てくることがありますが、

これはプロの仕事ではなく、

芸術家のあり方です。



エグザイルのライブで、ボーカルの人がメンバーを紹介するときに

パフォーマー〇〇と言っていました。

エグザイルは分かってるんだなと思いました。

自分たちがダンサーではなく、

パフォーマーとしてここに立っているということを。



プロはお客さんを満足させないといけません。

お客さんを満足させるパフォーマンスをしないといけません。



今から言う極端な例をよくしますが、


水泳のバタフライの競技で、

スイマーはお客さんが面白いと思うように

犬かきをしますか。


答えはしません。


スイマーはパフォーマーではないからです。


水泳をとにかく極めて一生懸命努力して

それを大会にぶつけて結果を取りに行く。

これがスイマーです。


結果水泳に魅力が出てきて

水泳自体を見に行きたい、

あるいはテレビで結果はどうなったのか知りたいと

興味がでる人が出てくるだけで、


スイマーはとにかく水泳に集中しています。


これがスポンサーがつくとガラッと変わります。


もし地味な方法で水泳を泳ぐ研究をして

結果が出せるのが5年後かもしれないということをしたいとした場合、

スポンサーがそれは目立たないからやめろ。

というと、できません。

スポンサーをつけている人はプロだからです。

スポンサーの満足がいくことをしないといけないからです。




テレビのCMや、歌手のライブで、

ダンスとかけ離れたパフォーマンスをしていることが

よくあります。

確かに目立ちます。


しかしこの人たちはダンサーではありません。

パフォーマーです。


水泳の大会でバタフライの選手が犬かきして目立って

お客さんに面白がってもらおうとしているのと同じです。


ダンサーは人に見られないところで動くことが99%じゃないでしょうか。

精進した結果を大会などで見せている、

アスリートと同じです。


プロは上手でなくてもなれます。

100円でももらえばプロですから。

パフォーマーはパフォーマーの道を歩めばいいと思います。


僕らダンサーは誇りを持って

ダンサーと

言えるように精進することはとても大切なことでしょう。

< ダントツで勝ちまくるスタジオになる  |  一覧へ戻る  |  ダンスに影響する2つの動き >

このページのトップへ